全国初!各務原市のイオン交換樹脂PFAS浄水施設

「各務原市で全国初のPFAS除去施設ができるって本当ですか?どんな施設なんですか?」
「確かに気になりますよね。では、順番に詳しく解説します。」
まずは自己紹介
弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業34年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。
各務原市が全国初のPFAS除去施設を整備 その背景と経緯
岐阜県各務原市は、三井水源地(同市三井東町)で検出されたPFAS問題に対し、全国で初めてイオン交換樹脂を用いた専用浄水処理施設を整備することを決定しました。この取り組みは、他の自治体でも水道水の安全性を高める参考になる先進事例として注目されています。
「岐阜県各務原市は4月以降、三井水源地(同市三井東町)の有機フッ素化合物(PFAS)問題に対応するため、イオン交換樹脂を用いてPFAS除去する全国初の浄水処理施設を整備する。」
中日新聞 「PFAS除去する全国初の浄水処理施設を整備 岐阜県各務原市、当初予算案に11億円盛る」より引用
「各務原市は、一般会計の総額が620億円となる新年度当初予算案を発表しました。今年度に引き続き、有機フッ素化合物(PFAS)対策として整備する全国初の浄水処理施設の関連費用を盛り込み、新年度内の運用開始を目指します。
各務原市が発表した新年度当初予算案の一般会計は、620億4000万円で、前の年度に比べて1・6%減少しています。
歳出では、PFAS対策を含む水質改善対策事業に約11億円盛り込まれ、三井水源地で計画している全国初のイオン交換樹脂を用いたPFAS専用の浄水処理施設の整備費には、9億6000万円が計上されました。 」
ぎふチャン 「PFAS専用浄水施設、来年3月運用開始 岐阜県各務原市新年度当初予算案 一般会計620億円」より引用
令和2年11月に三井水源地でPFOS・PFOAが99ng/L検出されました。国の暫定目標値50ng/Lを上回る結果を受け、市はすぐに調査を強化し、令和5年7月28日に記者会見で正式に公表。市民の皆さんにしっかり情報を伝え、問い合わせ窓口も開設しました。
| 時期 | 主な出来事 | 詳しい内容 |
|---|---|---|
| 令和2年11月 | 初検出 | 三井水源地で99ng/L(目標値50ng/L超) |
| 令和5年7月28日 | 公表・記者会見 | 市民に情報公開、窓口設置 |
| 令和5年8月7日 | 応急対策開始 | 活性炭浄化システム第一期工事契約 |
| 令和5年8月8日 | 学校対応決定 | 保護者・学校長の強い要望で浄水器設置 |
| 令和5年10月17日 | 活性炭全池設置完了 | 曝気槽4池すべてに活性炭投入 |
| 令和5年10月22日 | 濃度改善確認 | 9ng/L程度まで低下(目標値以下) |
| 令和6年12月 | 委員会答申 | 全国初のイオン交換樹脂施設整備を決定 |
| 2026年度 | 予算計上・整備 | 約11億円(施設整備9億6000万円) |
活性炭による応急対策で濃度は目標値を大幅に下回り、水道水は51項目すべての基準をクリアしました。しかし市は「一時的な対策だけでは将来にわたる安心が不十分」と判断。恒久的な対策としてイオン交換樹脂を活用した全国初の専用施設整備に踏み切りました。
「応急から本格施設へ、行政の本気度が伝わります。」
参照:各務原市公式 水道水におけるPFOSおよびPFOAに関するQ&A
応急対策で濃度を大幅に改善した結果
令和5年8月から始めた活性炭浄化システムは、すぐに効果を発揮しました。通水試験では86ng/Lだったものが5ng/Lまで下がるなど劇的な改善。現在は9ng/L程度で安定しています。
「9ng/Lまで下がったんですね。」
参照:各務原市公式 応急対策(第一期工事)
全国初のイオン交換樹脂を用いたPFAS除去施設とは?
三井第二水源地(三井東町4丁目)に新設される施設の主な特徴は以下の通りです。
- ろ材:イオン交換樹脂(粒状活性炭も代替可能)
- 構造:円形圧力式タンク
- 設置場所:曝気槽流入前に設置
施設の全体像が一目でわかる中期的水質改善対策の浄水処理フローをご覧ください。
2026年度予算で約11億円を計上し、令和8年度中の運用開始を目指しています。この施設が完成すればPFAS対策として全国初の本格的な専用設備となります。
中期的水質改善対策
この施設は中期的対策として位置づけられています。活性炭の応急対策で一旦改善したものの、恒久的な安心を確保するため、全国初のイオン交換樹脂専用設備を導入します。また、令和7年2月2日~5日には米国カリフォルニア州のYorba Linda Water DistrictとZone7 Water Agencyを視察。実際に稼働しているイオン交換樹脂施設の状況や課題、ろ材選定のノウハウを直接学び、施設整備に活かしています。
参照:各務原市公式 中期的水質改善対策
長期的な水質改善対策
市は中期的対策と並行して、将来的な水道水の供給体制全体の見直しを進めています。有機フッ素化合物が長期にわたり検出され続ける恐れもあるため、新たな水源開発(木曽川、木曽川扇状地の伏流水、地下水、岐阜県営水道事業からの受水など)を検討し、水源の多様化と最適化を図ります。
令和7年度には水源候補地の現地調査を実施。三井水源地周辺で深い位置の取水によるPFAS濃度傾向の確認調査も行い、令和8年度以降に調査結果を踏まえた供給体制の具体的な検討を進めていく予定です。これにより、将来的にも安定的で安全な水道水を供給できる体制を構築します。
参照:各務原市公式 長期的水質改善対策
「中期的施設+長期的な供給体制の見直しで、行政の先を見据えた対策がよくわかりました。」
行政の補償方針と学校・保育所への対応
各務原市は市民から「各世帯へのミネラルウォーターや浄水器の補助を直ちに」との提案を受けています。市民の方々は「浄水場対策は当然であり、各世帯が購入を強いられた原因を考慮すれば市が責任を取るべき」との声も挙げています。
「このような情報を総合的に判断し、ミネラルウォーターなどへの補助や、水道料金の変更は考えておりません」
市は水道水が国の基準を満たしていることを強調し、全世帯補助は行わない方針です。一方で、子どもたちが水を飲む機会が多い学校・保育所については、保護者や学校長の強い要望を受け、浄水器を設置しました。現在は濃度が低下したため通常の給水に戻っています。
この対応は「市だけが責任を負うのではなく、国が定めた水質基準に基づいて対応する」という姿勢を示しています。全国的にPFAS問題は多くの地域で課題となっており、各務原市は全国初の施設整備という大規模予算を投じて最大限の対策を講じています。
「市と国の役割がよくわかりました。」
参照:各務原市公式 PFASの対策および補償について
家庭で選べる水の安心対策
各務原市のように行政レベルで先進的なPFAS対策が進む中、「自宅の水道水ももっと安心したい」と考える機会が増えています。そんなときに選択肢の一つになるのがセントラル浄水器です。
弊社のセントラル浄水器『ソリューヴ』は、活性炭とイオン交換の技術を組み合わせた多層ろ材構造で、家中のお風呂・シャワー・洗濯までまるごと浄水できます。住まいの大元に設置し家全体を浄水します。
それぞれの生活スタイルに合った水の安心を選ぶ時代が来ています。
「個々の選択ですね。住まいの大元から浄水するのは検討の余地ありですね。」
「いかがでしたか?全国初のPFAS浄水施設整備の導入として各務原市の取り組みをお伝えしました。」
「はい。よく分かりました。」
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