セントラル浄水器（元付浄水器）とは？メリットとデメリット

作成日 : 2018-02-23

更新日 : 2022-05-22

「今、浄水器の購入を検討しているんですが、最近「セントラル浄水器」という浄水器の情報を知って興味を持ちました。もっと詳しく知りたいので教えて欲しいです。」

「わかりました。いざ浄水器選びを始めると、様々な種類の商品があり迷うと思います。蛇口に取り付ける簡易的なものから、アンダーシンク型のタイプ。またシャワーヘッドのような部分的に浄水するものなどもある一方で、本格的に調べてみると目にする「セントラル浄水器」。このページでは、「セントラル浄水器に興味があるけど、よくわからない。」「実際、普通の浄水器と何が違うの？」という、そういった疑問にお応えします。」

まずは弊社のご紹介

弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業32年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお答えします。

セントラル浄水器とは、住まいの大元につける浄水器

私たちが毎日使う水道水は、地域の浄水場から、インフラである水道管を通ってそれぞれの家やマンション、施設などに供給されます。その供給される住まいの入り口には水道メーターがあり、毎日の使用量が計算されます。つまり、水道メーターを境に、外側を『公』とした場合、内側は『私』ということになります。そして、セントラル浄水器は、その水道メーターの内側すぐに設置するタイプの浄水器です。

キッチンやシャワーの”出口”に取り付ける蛇口取り付け型の部分浄水とは異なり、大元に取り付けることにより、その名の通りあなたの家やマンション、施設内の全ての水道水を浄水することができます。「元付浄水器」「元栓直結型浄水器」など他の呼び名もありますが、多くは同じものを指しています。

「なるほど。」

セントラル浄水器の３つのメリット

①家中全ての水が浄水できること

住まいの大元に設置してしている最大のメリットは、家やマンションの中に余計な設備をつけることなく、そのままの状態で住まいで使う全ての蛇口から浄水された水が利用できることです。浄水器の役割は、”浄水すること”以外にはありません。浄水された水が安定的に使えることが役割になります。蛇口の先に取り付けるような一般的な浄水器とは異なり、大元から浄水する分、セントラル浄水器のカートリッジ・フィルターは、一般的な浄水器に比べ大きいです。しかし、設置する場所は基本的に屋外になりますので、屋内の貴重なスペースを占有することはありません。

「ウォーターサーバーは置き場所に困ったことがあったので屋外設置は良いです。それに普通の浄水器は、ほとんど飲み水しか浄水できないですけど、セントラル浄水器はお風呂でも使えるとあったので、敏感肌にはとても良いなと思ってたんです。」

「水道水に含まれる残留塩素の酸化作用が原因でお風呂でピリピリ感を感じるお客様も多いです。セントラル浄水器は、現在使っている浴槽はそのまま使うことができます。また、一般的なお風呂は、蛇口からお湯を入れるのではなく、室内のコントロールパネルから操作してお湯を入れることが多いです。このようにどこからでも浄水した水やお湯が使えるのがセントラル浄水器の魅力です。」

「言われてみれば確かにそうですね。」

【塩素!?】お風呂がピリピリして痛い理由は？【水道水の塩素】お風呂での肌荒れを解説

②浄水したお湯が使えること

２つ目のメリットとして、住まいや施設の大元に設置することで浄水したお湯が使えるようになることです。蛇口やシンクに取り付けるタイプのものや、シャワーヘッドタイプのものなどは出口に浄水器を取り付けているので、カートリッジ・フィルターにお湯が通ります。これは、カートリッジ・フィルターの機能が損なわれる原因になります。

しかし、セントラル浄水器の場合大元から浄水します。ということは、浄水された水がお湯になるので、お湯がカートリッジ・フィルターを通ることはありません。このように、カートリッジ・フィルターの消耗・劣化を気にせず、お風呂やシャワーなどでも気兼ねなく使えるというのは大きな特徴です。

「以前使っていた浄水器は、お湯が使えませんでした。説明書には注意書きがありました。」

「お湯がフィルターを通ることで、活性炭が膨張してせっかくろ過した不純物が流れ出したり、部品などが消耗したりする原因になります。セントラル浄水器であれば、お湯がフィルターを通ることはありません。」

【必見】お湯が使える浄水器は入口で浄水します

③ランニングコストが安いこと

飲み水にしか利用しないというのであれば、そもそもセントラル浄水器を検討しないでしょう。しかし、ウォーターサーバーなども継続して利用していけば、当然コストはかかります。セントラル浄水は、初期の設置時のコストは高いものの、ランニングコストはカートリッジ・フィルター交換のみです。

水道水を浄水して使うわけですから、一日の浄水コストとしては、水道代+αととても安価で、それを、キッチンや飲用のみならず家中の様々なシーンで使用することができます。また、このようにどんな用途でも、気兼ねなく浄水された水が使えるのは、大元からの浄水を可能にするセントラル浄水器だけですので、日常的に水を使うという方であれば、その利便性とコストパフォーマンスを感じていただけることと思います。

「セントラル浄水器のメリットについては、更に詳細に解説しております。以下のリンクからご覧ください。」

「はい。」

【完全解説】セントラル浄水器の11のメリット

セントラル浄水器のデメリットは工事と初期費用

「セントラル浄水器のデメリットについても解説します。」

「聞きたいですね。」

初回の設置工事が必要になる

これは、セントラル浄水器の最大のデメリットです。大元に設置するということは、設置工事が必要になります。基本的には、お近くの工務店や水道業者さんにご依頼いただくことになりますので、量販店などで購入できる浄水器よりも価格は高く、設置までの準備が必要になります。又、集合住宅など一部の住環境によっては、設置に際し管理組合などへの許可が必要なケースもあります。

【要確認】セントラル浄水器をマンションに設置するデメリットとは？【気になる】セントラル浄水器の設置と工事を解説

設置時の価格が高い

量販店やインターネットなどで購入できる安価な蛇口取り付け型の浄水器に比べて、セントラル浄水器は、一般的に高額な商品になります。その大きな理由は、設置工事が必要なことなどもあり、工務店や販売代理店経由での流通が主だからです。住まい全体の浄水を可能にするには、大元での設置工事が必要になります。しかし、一度設置してしまえば、後は年ごとのカートリッジ・フィルター交換が基本です。

弊社でも、創業当時からお使い頂いているお客様も多くおられます。セントラル浄水器『ソリューヴ』の場合ですと、ステンレス製の本体は永年使うことができますし、引越しの際も移設することも可能です。

「セントラル浄水器のデメリットについても、更に具体的に解説しておりますので、こちらも以下のリンクから是非ご覧ください。」

「わかりました。」

【完全解説】セントラル浄水器の8つのデメリット

まとめ

「いかがでしたでしょうか。セントラル浄水器の歴史は、意外に古く弊社もセントラル浄水器専業で32年が経ちました。お使いいただくお客様は、長年ご利用いただいております。最近は、水道インフラの老朽化問題や地域ごとの水質問題などのニュースも多く、住まいの防衛策としてのセントラル浄水器を検討されるお客様も多くなりました。生活の中の当たり前のものとして浄水器は今でも多く使われています。毎日使う水ですので、一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。」

「はい。実は、今住んでいる地域の水質が良くないので、今まで色々浄水器を使ってきたのですが長く使えるものがありませんでした。そんな中、セントラル浄水器を知ったので興味を持ちました。色々調べて検討してみたいと思います。」

「弊社も、そんなお客様に様々な視点で情報をお伝えしておりますので、是非ご覧下さい。」

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「ここまでは、セントラル浄水器のメリットとデメリットの概要をお伝えしましたが、更に詳しくメリットとデメリットについて解説しております。以下のリンクからご覧ください。」