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【詳細】セントラル浄水器と水道法の関係を全解説

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「【気になる】セントラル浄水器と水道法の関係を解説」画像

「セントラル浄水器の購入を検討しています。でも、一点気になったのは、セントラル浄水器と水道法の関係です。調べる中で、一般的な浄水器には日本水道協会(日水協)の認証があることなども知りました。先日、水道工事店にセントラル浄水器の設置工事ができるか尋ねたところ、日本水道協会の認証がある商品かを聞かれました。そのあたりが素人にはわかりにくいので、詳しく知りたいです。」

「確かに、それは気になる部分ですね。では、わかりやすく解説していきます。」

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まずは自己紹介

弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業32年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。

【結論】セントラル浄水器は水道法の基準に適合した製品

まず結論として、「自己認証制度」の元、適切に試験を行い水道法の基準適合を自ら証明し「自己認証製品」として提案しているセントラル浄水器は、水道法の基準に適合した製品です。基準適合の証明方法は国で定められており、1つが製造メーカー自身が水道法の基準に適合していることを証明する「自己認証」で、もう1つが第三者が認証するものです。

以下は、内閣府と厚生労働省のwebサイトからの引用になります。

給水装置の適合性認証は、製造業者等による自己認証を基本とする認証制度が採用されている。また、上記基準に基づいていれば、「第三者機関認証品」や「JISの表示品」も同等に扱われる。

引用: 内閣府webサイト「42.水道法」

引用/画像出典: 内閣府webサイト「各認証制度の概要図」

性能基準に適合する製品であることを消費者、工事事業者等に証明する方法として、製造業者が自ら証明する自己認証の他に、第三者機関が、製造業者の希望に応じて製品が基準に適合することを認証し、認証マークの表示を認める第三者認証制度がある。

引用: 厚生労働省webサイト「給水装置に係る第三者認証機関の業務等の指針」

「内閣府から引用した上の図が、水道局・役所、利用者と水道工事を行う指定給水装置工事事業者、そして浄水器の製造メーカーの関係性がよくわかる内容になっています。」

「認証」と「試験」がポイント

ここでポイントとしては、「認証」を行うのがどこかということです。自己認証も第三者認証も自社にて検査設備を有していない限り、「試験」そのものは国で認定された第三者の検査機関で行います。つまり、「試験」は基準で定められた内容を行い、「認証」はそれぞれということです。よって、自己認証製品」だからといって、公平・中立・客観的性を欠いているというわけではありません。

「この第三者での認証を行う協会の一つが、冒頭お話にあった「日本水道協会(日水協)」になります。」

「なるほど。内閣府の引用からもわかりますが、そもそも自己認証を基本として認めていますよね。でもなぜ、セントラル浄水器は第三者認証ではないんでしょうか?」

「セントラル浄水器」は全て「自己認証製品」

浄水器には大きく分けて2つの種類があります。1つは蛇口の先に取り付けるような「後付け型浄水器」。そしてもう1つが、水道メーターを境に住まい側直ぐの場所に設置し屋内全ての水道水を浄水する「元付け型浄水器」です。「セントラル浄水器」はこの「元付け型浄水器」のことを指します。

そして、「セントラル浄水器」は全て「自己認証製品」になります。もし、セントラル浄水器のように水道メーター直ぐの場所に取り付ける「元付け浄水器」を、「日本水道協会(日水協)」の認証があるというような販売の仕方をしている製品があるとすれば、それは「セントラル浄水器」ではありません。後ほどご説明しますが、「セントラル浄水器」の標準的な仕組みである、水道水をバルブで切り替える構造をプロモーションしているに過ぎません。

「なるほど。」

そもそも認証をする協会には、「セントラル浄水器」というカテゴリがない

先ほどの引用をご覧いただければお分かりのように、「自己認証」以外の施策として「第三者認証」がありますが、その1つである「日本水道協会(日水協)」では、水道メーター直後に設置する「元付け浄水器」自体を取り扱っていません。これは、「後付け型浄水器」と「元付け型浄水器」の間にある公衆衛生に関する見解の相違になります。

「普通に考えると、セントラル浄水器は一台で全ての蛇口からの水が浄水できるわけだから、浄水器を必要としている消費者にとっては、魅力的に映ると思うんですが。そもそも、カテゴリがないというのはおかしいと思うんですが。」

基本的な公の立場は「浄水器」はつけず、塩素も除去しないでそのまま使うという前提

「役所」の画像

元々、水道水を提供する公(先ほどの図で言うと水道局)の立場としては、残留塩素の入った水道水をそのまま使用することが前提ですので、「後付け型浄水器」「元付け型浄水器」に関わらず、浄水器自体を利用することが「必ずしも安全ではない」「塩素は除去すべきではない」という見解です。つまり、公の側から見れば、消費者が浄水器を利用すれば目の届かない部分ができるので、リスク管理としてそのまま使うことを推奨するということです。これは、公衆衛生を守る公の立場としては今後も変わりませんし、日本全体の水道水を管理する立場で考えた場合、当然の見解といえます。

「公衆衛生の面では立場上理解できますし、水道水を提供する側からすれば、浄水器の設置の有無で、水道水の品質に大きな差があってはよくないですからね。でも、ウチは浄水器をずっと使っていますけど。実際住んでいる場所によっても水質は違うし、塩素に対して感じる個人差もありますよね、ウチの場合だと、浄水器をつけるのとつけないのとでは、全然違いますし、多分浄水器をずっと利用していた人は、浄水器が無い生活は考えられないんじゃないかな。」

しかし、一方で残留塩素のある水道水にも以下のような問題もあり、そのことが消費者が浄水器を求めることにつながっています。そういった背景もあり、蛇口側で浄水する一般的な「後付け型浄水器」のみ、第三者認証を与える今の形になっています。

  • 1. 水道水のカルキ臭・まずいなどの問題
  • 2. トリハロメタンなどの塩素起因の副次的問題
  • 3. 塩素の酸化作用による問題
  • 4. 水道管内の赤錆やゴミ
  • 5. 水道インフラの老朽化問題

セントラル浄水器が製造・販売されてから既に四半世紀が経ちましたが、この部分は変わっていません。

これまで、「水道水がまずい」「水道水がカルキ臭い」など水道水の品質が問題なったことは度々あります。また、アレルギーや敏感肌の方にとっても、水道水の塩素が原因で困っている方も多くいらっしゃいます。水道水の品質は時代とともに改善されていますが、そのためにかかるコストもあるので、地域によってばらつきがあるのも否めません。

「そうですね。ウチの住む周辺は水道水をそのまま使うのは、どうしても抵抗があります。」

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セントラル浄水器『ソリューヴ』の自己認証とエビデンス

弊社も、創業から32年経ちましたが、水道管の老朽化問題や有機フッ素化合物など水道に関わるニュースが日常的に報道されており、セントラル浄水器を求めるお客様のお声を聞くたびにその必要性を感じています。既に長い間セントラル浄水器『ソリューヴ』をご愛用していただいているお客様も多く、「第三者認証」以上の「確かさ」を感じております。

「確かに。水道法の中で「自己認証制度」は定められているわけですからね。」

弊社ではセントラル浄水器『ソリューヴ』の試験は、国で認定された第三者検査機関にて行なっております。又、自己認証製品だからこそきちんとエビデンスを出すべく、通常の基準項目にはない試験も行なっております。

セントラル浄水器『ソリューヴ』の試験結果は、以下のページよりご覧いただけます。

【試験結果あり】有機フッ素化合物は浄水器で除去できるか試験 セントラル浄水器『ソリューヴ 』PFOS及びPFOA除去性能試験ページリンク画像 セントラル浄水器『ソリューヴ』性能試験結果ページリンク画像

セントラル浄水器は原水と浄水の切り替えをユーザーが選択できる仕様

実は、セントラル浄水器はバルブ部分で、原水と浄水を切り替えることができます。簡単に言えばフィルターを通さなければ、普通の水道水を使うこともできます。

通常、設置工事の際にバルブを付けます。弊社のセントラル浄水器『ソリューヴ』でも専用設置キット(パイプとバルブ)をご提供していますが、そこにも切り替えバルブがついております。セントラル浄水器『ソリューヴ』の場合ですと、以下の図をご覧いただければわかるように、③のバルブが原水の調節、①と②が浄水の調節になっております。

原水バルブを閉じて水道水を浄水する【例:セントラル浄水器『ソリューヴ』】

「セントラル浄水器「ソリューヴ」浄水の仕組み」画像

③のバルブを閉めて、①と②のバルブを開放することで原水がフィルターでろ過され、浄水された水道水が屋内に入ります。これが通常の使い方になります。

浄水バルブを閉じて原水をそのまま流す【例:セントラル浄水器『ソリューヴ』】

「セントラル浄水器「ソリューヴ」原水をそのまま流す仕組み」画像

③のバルブを開放して、①と②のバルブを閉めることで原水(塩素殺菌された通常の水道水)をそのまま使用することができます。これは敢えて原水を使う場合の切り替え方法です。

浄水の仕組み【例:セントラル浄水器『ソリューヴ』】

ソリューヴの浄水システム図

「このように通常セントラル浄水器には、原水と浄水を切り替える仕様が最初から組み込まれています。フィルター交換の際もこのバルブを切り替えて交換作業をします。」

「なるほど。逆に言えば、塩素で殺菌された普通の水道水を使う必要がある場合も、私たち使う側で選べるということですね。当然、浄水して欲しいのでフィルターを通しますが、そういうこともできるということですね。」

「そうです。」

選ぶのは消費者

「選ぶ消費者」の画像

なぜ、浄水器が必要とされているのか?既に、浄水場で水源からの水は安全な形で浄水されていますので、全ての日本に住む世帯が安全な水が使うことができます。水道水の飲めない国と比較すればその差が明らかです。

残留塩素の濃度に関しては基準が設けられていますが、それでも、浄水器やウォーターサーバーなどが普及する背景には、日本の消費者が水道水に求める品質の高さがあるのは間違いありません。そもそも、水源からの水を直接浄水器でろ過すれば、浄水器のフィルターだけでは直ぐに詰まってしまうでしょう。水源の水は人が飲める水ではありませんから当然です。水道システムが未整備の国がある中で、安全な水道水が飲めるというのは、世界的にみてもすごいことです。

一方で水道インフラの老朽化や水質の地域性など問題がないわけではないので、その間を埋めるのが浄水器の役割で、結果的に消費者が求めているものになっています。国の世論調査では、水道水をそのまま飲むのは4割という結果も出ていたり、東京都では70%がカルキ臭に不満を持っているという公のデータもあります。

「そうなんですよね。水道水が飲めない国のレベルで比較してもあまり意味がなくて、今の生活だと浄水器がないとダメという現実があるんですよね。少なくとも我が家では…。」

「ですので、それは消費者が選べるようになっているということです。」

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水道工事人が水回り全ての商品を知っているわけではない問題

「水道工人と消費者」の画像

「セントラル浄水器の設置工事を最寄りの水道工事店へ依頼したときに、日本水道協会の認証があるか聞かれたのですが、あれはどういうことでしょうか。」

セントラル浄水器に限らず水回りの自己認証製品は、設置工事を行う指定給水装置工事事業者などの水道工事事業者に製品を理解してもらう必要があります。当然、事業者は漏水などの水道工事が本業ですから、個別製品の仕組みを全て理解しているわけではありません。これは、大手メーカー製品でも同じです。事業者自身が、そのメーカー製品の販売代理店などであれば、取扱製品の特徴を理解して工事が行うことも可能ですが、全てがそうではありません。

セントラル浄水器も同じで、工事を内製して全国対応するのは現実的に難しいです。ほとんどの場合は、お客様自身での工務店などへの依頼や、広告でもお馴染みの水回り工事を行う事業者をネットワークする仲介業者に依頼する方法をとっています。

弊社では、セントラル浄水器『ソリューヴ』を必要とされる全てのお客様に製品を広くご提供すべく公式でメーカー直販の窓口を設けました。その際、全国各地の設置工事に関しては、お客様が最寄りの水道工事店(指定給水装置工事事業者)様や工務店・設計事務所様に、事前にご依頼していただく形になります。又、工事の依頼をスムーズにするため、水道工事事業者様に「自己認証製品」としてのセントラル浄水器『ソリューヴ』を理解してもらうための専用のページもご用意しております。加えて、一部地域ではありますが提携工事店をご紹介しております。

「水道工事店が全ての水回り商品を理解はしてないですよね。大手メーカーの製品を扱っている水道工事店は見たことがあります。でも、その製品しか購入できないとなると消費者としては困りますね。」

「ですので、まずは依頼する側がそういった背景を理解することが大切になります。弊社では、事業者様がセントラル浄水器『ソリューヴ』の仕入れを行い、設置工事を含めお客様にご提案したい場合、法人・個人事業主様向けに一台からの仕入れができる窓口もご用意しております。」

自己認証製品について セントラル浄水器『ソリューヴ』メーカー公式法人向け販売ページリンク画像

まとめ

「いかがでしたでしょうか。「セントラル浄水器と水道法の関係」がおわかりいただけましたでしょうか。」

「はい。よくわかりました。素人にはなかなか見えない部分も実によくわかって、良い部分も悪い部分も含めて検討できるのでよかったです。きちんと自分が情報を理解していないと、工事などでも必要のないところで迷ってしますので。ありがとうございました。」

「セントラル浄水器についてのより詳しい解説もご用意しておりますので、是非そちらもご覧ください。弊社セントラル浄水器『ソリューヴ』の詳細も特設ページをご用意しております。そちらも合わせてご覧ください。」

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