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【試験結果あり】有機フッ素化合物は浄水器で除去できるか試験

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「テレビやネットで、「有機フッ素化合物」のニュースを見て不安を感じたんですが。浄水器でこの「有機フッ素化合物」が除去できるのか気になりました。実際はどうなんでしょうか。」

「弊社では、2020年5月の環境省が発表した「有機フッ素化合物」PFOS及びPHOAの河川や地下水などへの汚染状況を調べた全国調査と一部報道を受け、自社製品セントラル浄水器『ソリューヴ』の除去機能を把握する目的で、第三者機関を通して検査を行いました。では、その内容を含めてその疑問にお応えします。」

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まずは自己紹介

弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業29年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。

【結論】浄水器によって除去できるかは異なる

飲用水での「有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)」の対策として、現在専門家の間でも活性炭フィルターが効果的であることがわかっていますが、全ての浄水器が「有機フッ素化合物(PFOS及びPFOA)」を除去できる訳ではありません。弊社では、環境省報道発表を受け、自社製品セントラル浄水器『ソリューヴ』の除去性能を把握する事を目的に、第三者機関を通して検査を行いました。その結果についてもご説明します。

「有機フッ素化合物」とは何か?

「有機フッ素化合物(PHAS)」画像

「そもそも「有機フッ素化合物」って何ですか?」

「では、環境省の公式情報から「有機フッ素化合物」について見ていきましょう。」

PFOS (ピーフォス / ペルフルオロオクタンスルホン酸)及びPFOA(ピーフォア / ペルフルオロオクタン酸)は、独特の性質(水や油をはじく、熱に強い、薬品に強い、光を吸収しない等)を持ち、撥水剤、表面処理剤、乳化剤、消火剤、コーティング剤等に用いられてきた化学物質です。

環境省令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査の結果についてより引用

有機フッ素化合物(PFAS)とは、耐熱性・耐油性・耐水性に優れた、自然界にほとんど存在しない人工の化合物と言われており、主に、焦げ付かないフライパンや炊飯釜、食品を包む包装用品、撥水加工の衣類、タッチスクリーンの表面処理剤、消化剤などに使われています。

外部からの耐性と環境残留性が強い特徴から、専門家の間では「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」とも言われており、特に有機フッ素化合物(PFAS)のうち、 PFOS(ピーフォス)及びPFOA(ピーフォア)については、国においても毒性の疑いがあると水道水質基準の要検討項目に位置づけられていました。

環境省資料 国内等の動向について(PFOS)

PFOSは残留性有機汚染物質に関するストックホルム条約(POPs条約)において国際的に規制されることになりました。その結果、締約国である日本国内でも、化学物質審査規制法(化審法)の規制対象となり、原則として製造・輸入が禁止されました。2019年には、PFOAがストックホルム条約の規制対象となり、こちらも製造・使用が禁止されました。

「PFOSとPFOAという言葉はニュースで見ました。今回はそれが問題になってましたね。」

「有機フッ素化合物」は何が問題?

「で、その「有機フッ素化合物」の問題とは具体的にどんなものなんでしょうか?」

「大きな問題としては2つです。環境汚染とその毒性による人体への健康被害です。」

「永遠の化学物質(フォーエバー・ケミカル)」とも呼ばれるように、有機フッ素化合物(PFAS)は自然界にはほとんど存在しないもので分解ができないと言われています。

自然界ではほとんど分解されないため、工場などから漏れ出したこの物質が、今も環境中に残り、水を汚染。それを長期的に飲んだ人の中に、がんなどの健康被害を訴える人が出てきています。

NHKクローズアップ現代「化学物質“水汚染”リスクとどう向き合うか」より引用

人への健康被害でも様々な問題が指摘されています。

PFOS(ピーフォス)は残留性有機汚染物質について定められた「ストックホルム条約」で国際的に製造・使用が制限されている。PFOA(ピーフォア)はWHO(世界保健機関)の外部機関が、発がん性の恐れがある物質に指定し、主要な化学メーカーは既に自主的に使用を廃止している。フッ素およびその化合物の人体の影響としては、一般的に、斑状歯、骨硬化症、甲状腺・腎障害などが懸念されている。しかしながら、極めて安定的な物質であるため、環境中でほとんど分解されず、いまのところ水中のフッ素イオンを90%以上の除去率で除去するためには、イオン交換樹脂か逆浸透膜を用いるしかない。 —- 中略 —- 環境省は地下水の水質調査を強化する方針であり、厚生労働省はPFOS(ピーフォス)、PFOA(ピーフォア)を水道水の水質検査の項目に加えることを検討しているという。

yahooニュース「東京の水道原水から有機フッ素化合物 地下水汚染は時空を超える」より引用

PFOAでは米国で数千ナノグラムなど極めて高い濃度の水を飲んだ人たちの健康調査から、精巣がんや腎臓がん、潰瘍(かいよう)性大腸炎など6疾病のリスクを高める可能性があると指摘された。

朝日新聞デジタル 東京・多摩の水道で高濃度有害物質 井戸のくみ上げ停止より引用

「うわ…。これは問題ですね。」

「そんな中、環境省が2019年に行ったPFOS及びPFOAによる国内汚染状況調査報告を、2020年6月に報道発表しました。これは各メディアでも取り上げられました。」

令和2年6月11日環境省の全国調査報告で広範囲な汚染状況が判明

「有機フッ素化合物(PHAS)」画像

令和2年6月11日環境省は「令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査の結果について」というレポートを公表。その内容は、PFOS及びPFOAについて、水環境における全国的な存在状況を把握するため、令和元年度に実施したPFOS及びPFOA全国存在状況把握調査でした。

調査概要は、各都道府県のPFOS及びPFOAの排出源となり得る施設周辺等の計171地点の調査です。

その結果、13都府県の37地点において、水環境の暫定的な目標値(PFOS及びPFOAの合算値で50ng/L)の超過が確認されました。

「その基準値を超えた地域がどの辺なのか気になりますね。」

「公開された環境省の資料から、全国的に広範囲に汚染されているのがわかります。特に米軍基地のある沖縄や東京都内でも、府中、調布、立川、渋谷など、目標の基準値を大きく上回っているのがわかります。」

令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査結果一覧

レポートを見ると、東京、千葉、埼玉、神奈川、愛知、京都、三重、大阪、兵庫、奈良、福岡、大分、沖縄で目標値を超えています。

「…安全基準値は50ng/Lなんですよね。」

現在、日本ではアメリカのPFOSとPFOAの合算で70ng/Lを指標に、それより下回る50ng/Lを基準としていますが、今回の調査で一番汚染がひどい大阪府摂津市の1156.6ng/Lなど基準値を大きく上回る地域があることが判明しました。

「えっ、そんなにですか!?でも、そもそも基準値を下回っていても、微量でもないほうが良い気がしますね…。」

【対策】活性炭フィルターの効果が認められている。

「で、やっぱり気になるのは対策としての浄水器なんですが、その辺りはどうなんでしょうか。」

「以下に引用したように、すでにPFOSとPFOAに関しては、活性炭フィルターでの除去が効果的であることが認められておりましたが、全ての浄水器がそれに該当するわけではないようでした。」

現時点での「有機フッ素化合物(PFAS)」への対策として、アメリカの非営利環境保護団体である環境ワーキンググループ(EWG)では、PFASにより汚染された飲料水について、膜に水を通して汚染を除去するシステムをもつ活性炭フィルターや逆浸透膜フィルターの仕様を推奨しています。

Current options for drinking water treatment technologies to remove PFAS include granular activated carbon, ion exchange and reverse osmosis. Of these, granular activated carbon, or GAC, is the most common, with many water treatment facilities already using it to remove other contaminants. PFASを除去するための飲料水処理技術の現在の選択肢には、粒状活性炭、イオン交換、逆浸透膜などがあります。これらのうち、粒状活性炭(GAC)が最も一般的で、多くの水処理施設ではすでに他の汚染物質を除去するために使用されています。 — 中略 —Reverse osmosis is the most effective technology, but it is also the most expensive. Ion exchange is a newer technology for PFAS removal, with a limited number of current installations. 逆浸透膜は最も効果的な技術ですが、最も高価な技術でもあります。イオン交換はPFAS除去のための新しい技術で、現在の設置数は限られています。

「PFAS Contamination of Drinking Water Far More Prevalent Than Previously Reported」より引用

このレポートによると、粒状活性炭、イオン交換、逆浸透膜などのフィルターが推奨されています。

また、NHKの報道番組内でも以下のように報道されました。具体的な報道内容な以下の引用リンクからご覧いただけます。

那覇市などに飲料水を供給する沖縄最大の浄水場。3年前から1億7,000万円をかけて、独自にPFOAなどの除去を行っています。使っているのは活性炭です。「活性炭というのは、無数の穴があいていて、その穴にPFOS・PFOAが入り込むことで除去される。」

「NHKクローズアップ現代 化学物質“水汚染” リスクとどう向き合うか」より引用

尚、環境省の今回の報告では、「目標値を超過した地下水・湧水は、いずれも飲用用途の水ではない」ということでした。

なお、暫定的な目標値を超過した地下水・湧水は、いずれも飲用用途の水ではありませんでしたが、関係地方公共団体に対し、井戸の所有者等への飲用に関する注意喚起を依頼しました。

令和元年度PFOS及びPFOA全国存在状況把握調査の結果についてより引用

「ひとまずそこは安心ですね。」

「弊社では、そのような専門家の情報を裏付ける意味でも、又、自社製品セントラル浄水器『ソリューヴ』のPFOS及びPFOA除去能力を把握する目的で、第三者検査機関に除去試験を依頼しました。」

セントラル浄水器『ソリューヴ』の「有機フッ素化合物」PFOS及びPFOA除去試験は【除去率:99%以上で検出せず】

弊社では、セントラル浄水器『ソリューヴ』の「有機フッ素化合物」PFOS/PFOA除去性能を把握にするために第三社検査機関に検査を依頼しました。結果は以下の通りです。

通過水量 動水圧(MPa) 水温(℃) 分析試験項目 結果(ng/L) 除去率(%)
結果(ng/L) 通過水 結果(ng/L)原水
10分間通水後 0.02 21 PFOA 検出せず 52 99以上
PFOS 検出せず 60 99以上

【結果】除去率:99%以上で検出せず

上記の表からもわかるように、セントラル浄水器『ソリューヴ』での、有機フッ素化合物PFOS及びPFOA除去性能試験結果は、PFOS及びPFOA共に除去率99%以上。セントラル浄水器『ソリューヴ』を通して浄水した水道水にはPFOS及びPFOAは「検出せず」という結果になりました。

更に詳細な内容や実際の結果内容に関しては以下のページに公開しておりますので、そちらをご覧ください。

セントラル浄水器『ソリューヴ 』PFOS及びPFOA除去性能試験

「これは、すごいですね。」

セントラル浄水器『ソリューヴ 』PFOS及びPFOA除去性能試験ページリンク画像

まとめ

「いかがでしたでしょうか。有機フッ素化合物は浄水器で除去できるかということに関してお分かりいただけましたでしょうか。」

「はい。よく分かりました。今回の環境省の調査では、飲用水では目標基準値を超えていないということでしたが、一部の活性炭を使っている浄水器では除去できることがわかりました。」

「弊社のセントラル浄水器『ソリューヴ』は、一般の浄水器とは異なり、一台で住まいの全ての水道水が浄水できる浄水器です。「生活水全体の浄水」をご提案する中で、今回の問題は各メディアでも大きく取り上げられたこともあり、除去性能の把握を目的に試験を行いました。セントラル浄水器については、具体的なまとめたページもご用意しておりますので、そちらも是非一度ご覧ください。」

  • ※本記事の参考文献 「永遠の化学物質水のPFAS汚染」 岩波書店

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