PFAS検査義務化が始まる 水道水の新基準と家庭の備え

「PFASの検査が4月から義務化されると聞きました。水道水はどう変わるのでしょうか?」
「確かに気になりますね。では、解説します。」
まずは自己紹介
弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業34年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。
PFAS検査義務化が2026年4月から始まる
環境省は2026年4月から、水道水の水質基準に有機フッ素化合物(PFAS)の項目を新設しました。これにより、水道事業者に対する定期的な検査が義務付けられます。
環境省は4月から、水道水の水質基準に、有機フッ素化合物「PFAS」の濃度に関する項目を設ける。これにより、自治体などの水道事業者は定期的な検査が義務付けられる。
時事ドットコム 「環境省、PFAS検査を自治体に義務付け 4月から水道水質基準」より引用
これまでは2020年に設定された暫定目標値として運用されていましたが、4月からは正式な水質基準となり、法的な遵守義務が生じます。過去の暫定目標値では検査が事業者の任意判断に委ねられ、一部で未実施のケースもありました。新基準では違反時に行政指導や改善命令が適用される点が大きな違いです。
2026年度スタート!PFAS水質基準と検査義務化の重要ポイント水道水の新基準の内容
新基準の対象はPFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)とPFOA(ペルフルオロオクタン酸)の2物質で、合計値が水道水1リットル当たり50ナノグラム以下と定められています。この値は暫定目標値を引き継いだものです。
基準値は、水道水1リットル当たり、PFOSとPFOAの合計で50ナノグラム(ナノは10億分の1)。
時事ドットコム 「環境省、PFAS検査を自治体に義務付け 4月から水道水質基準」より引用
検査頻度は原則として3カ月に1度です。基準値を超過した場合は、原因調査を行い、水源の切り替えや浄水処理の強化などの対策が求められます。特に中小規模の水道事業者ではコストや技術面の課題が指摘されており、環境省はガイドラインの提供や補助金制度の検討を進めています。
全国の検査状況と最新の地下水調査結果
国の調査によると、2020年4月から2025年8月までにPFAS検査を行ったことがある水道事業者の割合は、上水道で約98%、簡易水道で約85%でした。
さらに2026年3月27日に環境省が発表した地下水・河川などの調査結果では、2024年度に基準値を超えた地点が26都府県の629地点に上りました。このうち新たに超過が確認されたのは130地点で、最も高い濃度は大阪府熊取町の地下水で73,000ナノグラム(基準値の1,460倍)でした。超過地点ではすでに飲用を控えるなどの対策が取られています。
2024年度に国の基準値を超えたのは26都府県の629地点。このうち、新たに超過が確認されたのは130地点だった。最も濃度が高かったのは、大阪府熊取町の地下水で、基準の1460倍に当たる7万3000ナノグラムだった。
時事ドットコム 「629地点で基準超過 地下水のPFAS調査―環境省」より引用
こうした全国的な動きにより、水道水に関する情報公開が進み、住民の安心感向上につながることが期待されます。
「水道水の情報がより明確になるのは安心ですが、家庭ではどのように備えれば良いでしょうか?」
家庭の備えとして考える浄水対策
検査義務化により水道水の透明性が高まる一方で、家庭では日常的に使用するすべての水(飲用・調理・お風呂・シャワー・洗面・トイレなど)を安心して使いたいというニーズが高まっています。
ここで重要なポイントが、活性炭フィルターを活用した浄水対策です。環境省の資料や各種試験でも、活性炭はPFASの濃度低減に有効であることが確認されています。国内の浄水場等ではこれまで主に活性炭を用いた処理が行われてきました。
PFAS対策に浄水器は有効?除去対策の効果を解説弊社セントラル浄水器『ソリューヴ』で行った第三者機関による除去性能試験では、原水濃度約100ng/L(PFOA約50ng/L、PFOS約50ng/L)の条件で、通過水の結果はPFOA及びPFOS共に「検出せず」、除去率99%以上という結果が出ています。
また、岐阜県各務原市では三井水源地で検出されたPFASに対し、まず活性炭による応急対策を実施し、濃度を86ng/Lから5ng/L(通水試験時)まで低下させ、安定して9ng/L程度まで改善しました。その後、全国初のイオン交換樹脂専用施設を整備するなど、行政レベルでも浄水強化が進められています。
全国初!各務原市のイオン交換樹脂PFAS浄水施設こうした事例からも、活性炭を主成分とした浄水器は、PFAS対策として現実的な選択肢の一つであることがわかります。
「確かに、家中の水道水が浄水対策されたらいいですよね。」
一台で家全体の水を浄水できるセントラル浄水器のメリット

活性炭フィルターの効果を最大限に活かすには、蛇口ごとではなく家全体の水を一度に処理するセントラル浄水器が適しています。特に戸建て住宅では、設置の自由度が高く、新築時やリフォーム時に導入しやすい点が大きなメリットです。
セントラル浄水器『ソリューヴ』は、大型容量設計の活性炭フィルターを採用しており、キッチンだけでなくお風呂・シャワー・洗面所・トイレまで、生活水すべてを浄水します。お湯にも対応しているため、日常のあらゆる場面で安心してお使いいただけます。
フィルター交換の目安も長期間となっており、ランニングコストを抑えやすい点も特徴です。検査義務化により水道水の信頼性が高まる中で、家庭としてさらに安心を高める選択肢としてご検討いただければ幸いです。
PFAS対策に浄水器は有効?除去対策の効果を解説 2026年度スタート!PFAS水質基準と検査義務化の重要ポイント導入を検討するタイミング
PFAS検査義務化が始まる今、水道水に関する情報がより身近になる中で、ご自身の生活スタイルに合った浄水対策を検討する良い機会です。
新築住宅の建築時や既築戸建てのリフォーム時、または水の味やにおいが気になる場合などに、セントラル浄水器の導入を検討される方が増えています。
「PFAS検査義務化の内容と、家庭でできる備えについて解説しました。」
「はい。よく分かりました。」
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