収束したけど原因不明…亀山市12日間濁り水

「三重県の亀山市で、長期間にわたって水道から茶色く濁った水が出たというニュースをみました。」
「確かに気になりますね。では、解説します。」
まずは自己紹介
弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業34年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。
突然始まった濁り水の12日間
2025年11月、三重県亀山市の一部地域で起きた水道水の濁り問題は、約12日間にわたって市民生活に大きな影響を与えました。赤茶色や麦茶のような水が蛇口から出続け、風呂に入れず、料理もままならない日々が続きました。市は11月12日に収束を宣言しましたが、いまだに濁りの根本原因は特定できていません
三重県亀山市で今月上旬から、市内の一部、約2700世帯で上水道の水に濁りが生じた。全国でも老朽化をはじめとした上下水道の対策が課題になっている。亀山市は今回の濁りの原因究明を進め、再発防止に取り組むという。
— 中略 —
一方、同市では11月に入り、鈴鹿川右岸側の市南部の一部世帯で、上水道が濁る事態が発生。約2700世帯で水道水に赤茶けた濁りが入った。強制排水などをして、同月4日以降は改善に向かい、12日には「収束宣言」。水質検査でも安全性が確認されたという。
朝日新聞 「三重・亀山の上水道、一部地域で12日間濁る さびのはがれが原因か」より引用
三重県亀山市では、11月1日から数日間、一部の地域で水道水が茶色く濁りました。しかし、原因はまだ特定できていません。
(住民・11月7日)
「(濁りに)気づくの遅れて調理に使ったので、それがちょっと心配」
亀山市は水質検査の結果、化学物質の含有量など基準値を超える項目はなかったとして、11月12日に終息を宣言しました。健康被害は確認されていません。
水道管の中のサビが混入したとみられますが、原因の特定には至っていません。
(亀山市 櫻井義之市長 きょう)
「コーティングされていない普通の水道管は、さびるのが常識ですので、(原因を)確定していくのはなかなか難しい」
亀山市は今後、小型カメラなどを使った調査を検討しています。
CBC news X 「茶色く濁った水道水 未だ原因は特定されず… 水道管の中のサビが混入か 小型カメラなど使った調査を検討 三重・亀山市」より引用
シャワーホースから出てくる茶色い水。バスタブにたまると、麦茶のように濁っています。
亀山市民
「薄い黄色のが出たり、コーヒーのような茶色いのが出たり」
三重県亀山市では、今月1日から水が濁りだし、およそ2700世帯に影響が出ています。午前11時すぎの三重県亀山市です。こちらの小学校では、市民に生活用水が配られています。
テレ朝NEWS「濁った湯船…三重県亀山市で水道から濁り水 なぜ?」より引用
11月1日から異変が始まる
濁りが最初に確認されたのは2025年11月1日。鈴鹿川右岸側の市南部、主に阿野田町や菅内町の住民から「水道水が茶色くなった」との通報が相次ぎました。その後、対象地域は徐々に拡大し、最終的に約2,700世帯が影響を受けました。
住民の声は衝撃的でした。
- 「薄い黄色からコーヒーのような濃い茶色まで日によって変わった」
- 「昨日・一昨日は真っ赤だった。今日は真っ黒!」
- 「鉄臭さがして顔も洗えない」
日常生活への深刻な影響
濁り水は単なる見た目の問題ではありませんでした。
- 小学校では給食室で濁りを確認し、子どもたちに「水道水は飲まないよう」指導
- 給食メニューが水を多く使うため3日連続でカレーに変更
- 市内の喫茶店では炊いたご飯が茶色くなり、ペットボトルの水で炊き直す事態に
- 湯船に溜めたお湯が赤茶色で入浴できない家庭が続出
市は急きょ、市内4カ所に24時間給水所を設置。住民がポリタンクやバケツを持って並ぶ光景が連日続きました。
「赤水が出るというのはよく聞きますが、そんな長期間で出続けるというのはすごいですね。」
市が推定する原因と専門家の指摘
老朽化した鋳鉄管のさびが剥がれた可能性
濁った地域の主要な水道管は1970年代後半に敷設された鋳鉄製です。市上下水道部は「管内に長年付着していた鉄さびが何らかのきっかけではがれ、家庭まで流れた」との見方を示しています。
しかし、なぜ急に大量のさびが剥離したのかはわかっていません。市は最近の水道管工事は一切行っていないと説明しており、専門家からは「経年劣化によるさびこぶが一時的にはがれることはあるが、12日間も続くのは極めて珍しい」との声も上がっています。
水質検査では安全性に問題なし
濁りが出ている間も市は繰り返し水質検査を実施。化学物質や有機フッ素化合物などの濃度は国の基準値を大幅に下回っており、健康被害は確認されませんでした。
11月12日 ついに収束宣言
11月12日、市は最終的な水質検査結果を公表し、全ての項目で水道法上の基準を満たしていることを確認。これを受けて「濁り水は本日をもって収束した」と正式に宣言しました。
同時に以下の対応を発表しています。
- 給水所の閉鎖:11月13日17時をもって4カ所の給水所を閉鎖
- 白鳥の湯(公共浴場)の無料開放終了:11月13日で終了
- 保育園・小学校の給食:11月13日から通常提供再開(小学校は17日から自校調理)
「少なくとも状況は改善されたから収束宣言したということでしょうか。」
対象世帯への水道料金10㎥減免が決定
この度の濁り水の発生によるご不便や家庭での排水(濁り水の排出)にご協力いただく負担を考慮し、対象地域の水道料金を減免します 。
対象地区:阿野田町、天神一丁目から四丁目、菅内町、和賀町、下庄町、中庄町、三寺町、安知本町、田茂町、楠平尾町
減免内容:11月の水道利用料金から10㎥の使用水量(約10日分)の減額を行います。
亀山市「濁り水の収束と今後の対応等について(11月12日16時現在)」より引用
市民の負担に配慮し、市は対象地域約2,700世帯に対し、11月分の水道料金から10㎥(約10日分)の使用量を無条件で減額することを決めました。手続きは一切不要で、自動的に適用されます。
対象地区は以下の通りです。
- 阿野田町
- 天神一丁目~四丁目
- 菅内町
- 和賀町
- 下庄町
- 中庄町
- 三寺町
- 安知本町
- 田茂町
- 楠平尾町
ご家庭での濁り水排出のお願い
収束後も、家庭内の給水管に残った濁り水が残っている可能性があります。市は以下の方法での排水を呼びかけています。
- 屋外の散水栓などから水を出してください
- 給湯器や浄水器を通した排水は避けてください
- コップに溜めて濁りがなくなるまで流し続けてください
給湯器や浄水器の故障については、突発的な老朽化による不可抗力として原則補償しないとの方針も示されています。
「なるほど。」
原因究明はこれから
収束宣言が出たものの、濁りの根本原因は依然として不明です。市は公益社団法人日本水道協会や専門業者に調査を依頼し、小型カメラを使った管内調査なども検討しています。結果が出次第、ホームページ等で公表する予定です。
この問題が教えてくれたこと
亀山市の総配水管長は497キロ。その多くが1970〜80年代に整備されたものです。全国的に見ても水道管の老朽化は深刻な課題となっており、今回の事案は「いつ自分の地域で起きてもおかしくない」ことを象徴しています。
安全な水が当たり前に蛇口から出てくる生活は、実は老朽化したインフラの上に成り立っています。12日間の濁り水は、そんな現実を改めて突きつけました。市は今後、再発防止策を講じるとしています。
「これだけの長い間、濁った水道水が流れ続けるというのはなかなかですね。水道管老朽化問題は全国規模でニュースになっていますので、今度どうなっていくのか興味があります。」
「いかがでしたでしょうか。三重県亀山市の長期にわたった水道の濁り水について解説しました。」
「はい。よく分かりました。」
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三重県亀山市では、11月1日から数日間、一部の地域で水道水が茶色く濁りました。しかし、原因はまだ特定できていません。