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【水道水に農薬!?】農薬類の目標値の改正を読む

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「SNSで水道水に農薬が入るってショッキングな投稿を見つけたんですが、そんなことってあるんですか?心配です…。」

「確かに話題になっていましたね。それが事実であれば心配ですが。では、令和4年4月1日より改正が行われる「農薬類の目標値の見直し」について、厚生労働省の公式発表資料をもとに内容を見ていきましょう。」

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まずは弊社のご紹介

弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業32年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が気になる疑問についてお応えします。

改正概要は3点

「では、まずは改正概要を見てみましょう。要点は3点です。」

(1)内閣府食品安全委員会による食品健康影響評価の結果に基づき、「ホスチアゼート」の目標値を、現行の「0.003mg/L」から「0.005mg/L」に改める。
(2)厚生労働科学研究の成果に基づき、要検討農薬類である「イプフェンカルバゾン」を対象農薬リスト掲載農薬類へ分類を変更し、目標値を「0.002mg/L」とする。
(3)厚生労働科学研究を踏まえ、「メチダチオン」について、新たにオキソン体も検査の対象とし、原体の濃度に、オキソン体を原体の濃度に換算したものを合算してメチダチオンの濃度とする。

総務省パブリックコメント 「水道水の農薬類の目標値等の改正案(概要)について」より引用

「なるほど…。難しい言葉が並んでますね…。」

「では、一つずつ見ていきましょう。」

【改正内容1】「ホスチアゼート」の目標値を改める

(1)内閣府食品安全委員会による食品健康影響評価の結果に基づき、「ホスチアゼート」の目標値を、現行の「0.003mg/L」から「0.005mg/L」に改める。

総務省パブリックコメント 「水道水の農薬類の目標値等の改正案(概要)について」より引用

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」引用画像

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」より引用

ホスチアゼートの現行評価値の0.003mg/Lからから0.005mg/Lに緩和することが、上記の表からわかります。

「緩和するんですか…。」

【改正内容2】「イプフェンカルバゾン」を対象農薬リスト掲載農薬類へ分類を変更

(2)厚生労働科学研究の成果に基づき、要検討農薬類である「イプフェンカルバゾン」を対象農薬リスト掲載農薬類へ分類を変更し、目標値を「0.002mg/L」とする。

総務省パブリックコメント 「水道水の農薬類の目標値等の改正案(概要)について」より引用

以下の表をみると、「農薬類の分類区分」というのあり、その農薬項目ごとに3段階に分かれています。イプフェンカルバゾンは、2段階目である「要検討農薬類」から1段階目の「対称農薬リスト掲載農薬」へ引き揚げられることになります。この分類の内訳は以下です。

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」引用画像

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」より引用

その背景としては、以下ように記載があります。

水道の原水及び浄水で、目標値に対して高い検出濃度を示すデータが蓄積されたことから、その取扱いについて検討するものである。

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」より引用

「より厳しい分類に格上げして、目標値を定めるということですね。」

原水で0.69、浄水で0.02

イプフェンカルバゾンの検出状況について、原水で0.69、浄水でも0.02とあります。これにより、要検討農薬類から対象農薬リスト掲載農薬類に変更されたようです。

要検討農薬類であるイプフェンカルバゾンについても、原水で 0.69、浄水で0.02となっており、このことは総農薬方式に基づく指標値への寄与も大きいことを意味している。また、検出率や最大検出濃度についても、他の農薬と比 較して大きい。このような傾向は、令和元年度における同様の調査においても確認されている。
以上により、イプフェンカルバゾンを要検討農薬類から対象農薬リスト掲載農薬類へと分類を変更することが適当と考えられる。

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」より引用

イプフェンカルバゾンの出荷量は平成26年から1年で約7倍になり、その翌年にはその年の2倍に増えているのがこの表からわかります。

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」引用画像

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」より引用

「浄水で0.02なんですね…。」

【改正内容3】「メチダチオン」のオキソン体も原体の濃度に換算し合算して濃度とする

(3)厚生労働科学研究を踏まえ、「メチダチオン」について、新たにオキソン体も検査の対象とし、原体の濃度に、オキソン体を原体の濃度に換算したものを合算してメチダチオンの濃度とする。

総務省パブリックコメント 「水道水の農薬類の目標値等の改正案(概要)について」より引用

こちらも新たにオキソン体を検査の対象を含めた形で、メチダチオンの濃度として見ていくということのようです。

メチダチオンの見直しの背景

メチダチオンは塩素と速やかに反応し、20分間の接触時間で完全に消失してオキソン体が生成された(塩素処理により一定の生成が確認された。変換率は 40%)。更に、生成されたオキソン体は4日後においても半分程度が残存していた(水中でも比較的安定性を有することが確認された)。
このため、オキソン体についても新たに検査の対象とし、原体の濃度に、オキソン体を原体の濃度に換算したものを合算してメチダチオンの濃度とする。

厚生労働省 「農薬類の目標値の見直し等について」より引用

こちらも、新たに検査内容を厳格にする内容でした。

「なるほど…。オキソン体って塩素に反応して生成されるんですね…。しかも半分が残存ですか…。それは、見直しが必要ですね。」

適用期日は令和4年4月1日から

この改正は、令和4年4月1日から適用されます。

「なるほど…。こんなことがあること自体知りませんでした。」

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まとめ

「いかがでしたでしょうか。公式資料を元に「農薬類の目標値の改正」を見てきました。」

「なるほど。このような改正が行われているんですね。農薬は新しいものが出てきたり、新たな調査で安全性が危惧されるものは、このように状況に応じて基準を見直すのは大事ですね。でも、我が家は昔から浄水器対策をしているので、やはりこういうのをみると浄水する意味を感じるところですね…。」

「セントラル浄水器『ソリューヴ』の詳しい説明は特設サイトをご用意しておりますので、是非そちらも一度ご覧ください。」

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