東京都の水道水は80%は利根川水系の水
「東京都の水道水ってどこの水が使われているんですか。」
「確かに気になりますね。では、解説します。」
まずは自己紹介
弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業33年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。
東京都の水源は80%が利根川及び荒川水系
東京都の水源は、ほとんどが河川水で、その80%が利根川及び荒川水系、次に17%が多摩川水系です。利根川及び荒川の流域は、関東地域の6都県にまたがっており、その流域人口は日本の総人口の2割に相当する2,255万人に達しています。
東京都の水源は、ほとんどが河川水で、80パーセントが利根川及び荒川水系、17パーセントが多摩川水系です。
「80%ってほとんどじゃないですか。」
利根川及び荒川の流域は、茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県及び東京都(荒川は埼玉県及び東京都)の6都県にまたがり、首都圏を擁した関東平野を流域として抱え、両河川を合わせた流域内人口は、日本の総人口の約2割に相当する約2,255万人に達している。
国土交通省 水管理・国土保全局 水資源部 「利根川水系及び荒川水系の概要」より引用
「すごいですね。日本の人口の2割もの人たちがこの流域に住んでいるんですね。」
東京都で利根川の水が使われている地域は
利根川の水は、主に東京23区と多摩東部に住む人々に送られています。以下の図を見るとお分かりのように、主に東京23区の東側は利根川と荒川系、そして中央から西側には多摩川系の水が混ざり、南側には、相模川からの水も入っています。利根川と荒川は武蔵水路でつながって東京まで運ばれています。
利根川水系上下流交流事業実行委員会 「下流のようす 東京都」より引用
「利根川はどこのエリアにも入っていますね。」
利根川とダムについて
東京では、利根川を中心とする河川の水を使っていますが、その川の水を上手に利用するため、利根川の上流には多くのダムが建設されています。利根川の上流には貯水池やダムが9ヶ所あり、その用途は「都市用水」や「農業用水」などの多目的ダムになります。この中で、東京都が「都市用水」として利用しているのは、矢木沢ダム・下久保ダム・草木ダム・奈良俣ダム・八ッ場ダム及び渡良瀬貯水池の6か所です。
利根川水系上下流交流事業実行委員会 「利根川のはじまり」より引用
東京都が都市用水として利用しているのは、矢木沢ダム、下久保ダム、草木ダム、奈良俣ダム、八ッ場ダム及び渡良瀬貯水池の6か所です。
また、荒川については、東京都は、荒川貯水池、浦山ダム及び滝沢ダムを利用しています。
「そもそもダムってなんのためにあるんですか?」
ダムの役割とは
主なダムの役割は以下です。
貯水
水を大切に使用するため、水を貯めておき、河川の水が少ない時に水を流します。
洪水を防ぐ
ダムの上流で降った雨を、ダムに貯めることで、一度に多くの水が川に流れ出すのを防ぎます
水力発電
水が流れ落ちる力を利用して発電を行います。
「雨が降らない日が続いて水不足になった場合とかですね。日頃から準備しておくことが大切ということですか。」
まとめ
「いかがでしたでしょうか。東京都の水の80%を賄う利根川水系について解説しました。」
「はい。よく分かりました。」
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