【使用例あり】残留塩素の濃度を測るDPD試薬とは?

「水道水の塩素をチェックするDPD試薬とはどんなものですか?」
「確かに、気になる点だと思います。では、その疑問にお応えします。」
まずは弊社のご紹介
弊社、株式会社メイプル・リンクは、創業35年のセントラル浄水器メーカーです。セントラル浄水器『ソリューヴ』の企画・製造・販売を行なっております。長年セントラル浄水器の販売を行なっている弊社が、気になる疑問についてお応えします。
DPD試薬とは
DPD試薬とは残留塩素を含む水道水に加えると、元の透明色から色が変化することで、水道水内の残留塩素の濃度を簡易測定できる試薬です。専門知識がなくても、専用の測定器を使用することで、正確に残留塩素の濃度を確認できます。飲料水、プール水、河川水の環境調査、排水検査、工場管理など、さまざまな用途で使用されています。
DPD試薬は、残留塩素が含まれている水に加えると、塩素の量に応じて淡い赤紫色から赤紫色に変化します。これにより、残留塩素の濃度が視覚的に確認できます。ただし、DPD試薬は残留塩素だけでなく、酸化力を持つ他の物質にも反応します。たとえば、オゾンや二酸化塩素といった消毒に使われる物質も、DPD試薬を加えると瞬時に発色します。
色の変化で残留塩素濃度を測定
「具体的には以下のような色の変化で残留塩素の濃度を簡易査します。」

「なるほど。」
残留塩素とは
日本の水道法では、公衆衛生上の理由から水道水中に一定程度の塩素(0.1mg/L以上)を保持することが定められています。その水道水内に残留している有効な塩素を残留塩素といいます。
残留塩素には、遊離残留塩素と結合残留塩素の2種類があります。
残留塩素の種類と特徴
遊離残留塩素は、すぐに殺菌効果を発揮しやすい形態で、主に水道水の消毒に使われています。一方、結合残留塩素はアンモニアなどと結合した状態で、効果が緩やかですが持続性があります。どちらも水道管内で細菌の繁殖を防ぐ重要な役割を果たしていますが、濃度が高すぎると日常生活にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。
残留塩素の基準値と地域差
水道法では、給水栓における遊離残留塩素を0.1mg/L以上(結合残留塩素の場合は0.4mg/L以上)保持することが義務付けられていますが、法的上限値はありません。
一方で、飲料水としてのおいしさに関する目標値として、国は1.0mg/L以下、東京都は0.4mg/L以下を目安に管理しています。高くなりすぎると塩素臭が強くなり、飲用時の不快感が増すためです。
実際の濃度には地域差があり、東京都内では浄水場の直配地域や自動水質計器の下流エリアで高くなる傾向が見られます。平成30年度の調査では、一部地域で0.5mg/Lや0.6mg/L以上、さらには0.8mg/Lを超える箇所も確認されています。
こうした濃度の違いは、DPD試薬を使って自宅の水道水を測定することで、ご自身でも簡単に確認できます。ご家庭の水質を把握することは、毎日の生活の質を高める第一歩となります。
残留塩素の基準値に上限がないは本当!? 【東京都】水道水の残留塩素濃度の高い地域とは?残留塩素が日常生活に与える影響
残留塩素は細菌を抑える一方で、肌や髪のタンパク質に影響を与えやすい性質があります。特にシャワーやお風呂で長時間触れる場合、肌の乾燥やピリピリ感の原因になることがあります。また、料理や飲み水として使う際にも、微妙な臭いや味に影響が出るケースがあります。
こうした点を踏まえ、ご自宅の水道水の残留塩素濃度を定期的に確認することは、安心で快適な生活を送るためにとても有効です。
実際にDPD試薬を使った検査
DPD試薬は、水道水内の残留塩素の濃度を簡易的に計測するために使います。例えば、マンションなどの集合住宅では、ビル管理として貯水槽の衛生管理は管理者側の責任で行いますが、その際の残留塩素濃度の計測や、学校・公共施設のプールや大衆浴場などでは、殺菌消毒を目的とした水質検査の目的で利用されます。
家庭でのDPD試薬の活用シーン
一方、弊社では、セントラル浄水器『ソリューヴ』をご提供していますが、家庭用浄水器の場合は、逆に家庭内で使う水道水の塩素を、使う直前で除去することが目的ですので、DPD試薬は主に2つの目的で使用しています。
1つ目が、浄水器本体設置後にきちんと設置がされたかどうかの確認。2つ目が、浄水器のカートリッジ・フィルターの交換時期及び消耗度合いをはかる目的です。つまり、きちんと残留塩素が除去されているかどうかを検査するためにDPD試薬が使われます。
測定結果の見方と対応
試薬が淡いピンク色に発色すれば、塩素に反応しているということになるので、然るべき対応をするということになります。逆に、色が変わらなければ塩素が十分に除去されているサインです。
特にセントラル浄水器『ソリューヴ』を設置したご家庭では、設置直後やフィルター交換後にDPD試薬で確認することで、性能をしっかり実感していただけます。毎日のように使う生活水全体を浄水するからこそ、こうした簡単なチェックが安心感につながります。
実際にご自宅の蛇口から水を取って試薬を加えるだけで、手軽に測定可能です。集合住宅の貯水槽管理や施設の水質検査だけでなく、個人のご家庭でも水道水の状況を把握するツールとして広く活用されています。
【水道水の塩素で手荒れ】一台で全て浄水する浄水器 【塩素!?】お風呂がピリピリして痛い理由は?「よく浄水器の販促デモンストレーションで使われますが、水道水には塩素が必ず入っていますので、当たり前にこのような比較ができます。」
DPD試薬検査のイメージ
では、実際のセントラル浄水器『ソリューヴ』のDPD試薬検査の結果を例にDPD試薬の検査イメージをお見せします。
「確かに、上の水道水は塩素に反応してピンク色に変色していますね。」
「実は水道水内の塩素は肌に付着するのをご存知ですか?」
「えっ。そうなんですか?」
「では、今度はDPD試薬を使ったもう一つの例として、実証実験を行った動画をご覧ください。」
【DPD試薬を使った実証実験】塩素は肌に付着する
以下の動画をご覧ください。こちらは塩素が肌に付着することを実証したデモンストレーションです。実証内容は、2つのコップに水道水を用意して、残留塩素に反応するDPD試薬(塩素チェッカー)を入れます。一つのコップはそのままの試薬を入れます。当然、水道水の残留塩素に反応して、ピンク色に反応します。もう一つのコップは、試薬を入れる前に一旦、指でかき混ぜます。すると、こちらはピンク色に反応しません。これは、塩素が抜けたのではなく指に塩素が付着したことで、反応しなかったという実証結果です。
「おお。本当ですね。」
残留塩素の濃度が高くなることでの課題
水道水に含まれる残留塩素は、細菌の繁殖を防ぐ大切な役割を果たしていますが、濃度が高くなりすぎると日常生活にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。特に、浄水場の状況や季節、管路の長さなどによって地域差が生じやすいため、ご自宅の水道水をDPD試薬などで確認することが重要です。
以下に、主な課題をまとめました。これらを理解することで、水質管理の必要性や対策の重要性を改めて実感いただけると思います。
- 水の味や臭いの悪化: 残留塩素濃度が高いと、塩素特有の臭いや味が強くなり、飲料水としての品質が低下します。特に、国の「美味しい水」の目標値(1.0mg/L)や東京都の目標値(0.4mg/L)を超える場合、飲用時の不快感が増します。毎日の飲み水や料理に使う水として、気になるポイントの一つです。
- 健康への潜在的影響: 高濃度の残留塩素は、長期的な摂取により皮膚や粘膜への刺激、または消化器系への影響が懸念されます。特に敏感な体質の人にとって不快感や健康リスクが増す可能性があります。お風呂やシャワーで肌に直接触れる機会が多いため、日常的に注意したい点です。
- 家電や設備への影響: 残留塩素濃度が高い水は、給湯器や洗濯機などの家電製品や配管に腐食や劣化を引き起こす可能性があり、修理や交換のコストが増加します。長く安心して使うためにも、水質の管理が鍵となります。
- 環境への影響: 高濃度の残留塩素を含む水が排水として環境中に放出されると、河川や湖沼の生態系に悪影響を及ぼす可能性があります。特に水生生物に対する毒性が問題となります。家庭から出る排水も、環境全体を考えるきっかけになります。
- 浄水器の負担増加: 家庭で浄水器を使用する場合、高濃度の残留塩素を除去するためにフィルターの消耗が早まり、交換頻度やメンテナンスコストが増加します。
東京都の水道水に関する実態(アンケート結果)
実際に、東京都水道局が実施した利用者アンケートでは、水質に関する意見の多くでカルキ臭(塩素臭)への不満が約70%を占めているという結果が出ています。これは、256,181件の回答の中から水質関連の57,171件を抽出したデータに基づくものです。
国や東京都が残留塩素の目標値を設定して管理しているにもかかわらず、実際の利用者の満足度との間に乖離があることがわかります。特に洗面・お風呂用途では不満の割合がさらに高く、75.8%に達するケースも報告されています。
このような調査結果は、残留塩素濃度の高さが日常生活の「におい」や「肌への影響」として、多くの方が実感されていることを示しています。
【東京都水道アンケート】70%が水質のカルキ臭に不満!?こうした課題を解決する一つの有効な手段が、家全体の水をまとめて浄水するセントラル浄水器です。『ソリューヴ』のように住まいの入口で残留塩素をしっかり除去することで、上記の多くの問題を軽減し、快適な生活水を実現できます。
残留塩素が水の味に与える影響とは? 【気になる水道】鉛管(鉛製給水管)はどれくらい使われている? 【水道管老朽化】法定耐用年数(40年)超えの管路は日本列島縦断往復20回分の長さ!?まとめ
「いかがでしたでしょうか。「DPD試薬」についておわかりいただけましたでしょうか。」
「はい。わかりました。」
「弊社では、住まいの大元から浄水するセントラル浄水器『ソリューヴ』をご提供しております。ご興味がございましたら、特設ページをご用意しておりますので、是非そちらもご覧ください。」
おすすめ関連記事
「以下の関連記事も、是非ご覧ください。」


